麦の収穫体験と、土に還るストローづくり

Think Globally, Act Locally「わら一本の革命」

● 募集中


日時

2019年6月1日(土) 10:30 - 15:00

参加費

5,000円

場所

下元郷地区

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実施者の指定した申込みページにリンクします。申し込み方法は実施者によって異なります。

このツアーについて

ストローは「麦わら」のこと

 ストローを日本語に訳すと「麦わら」、いまストローと呼ばれているもののほとんどは「プラスチックストロー」です。

 プラスチックのストローが普及する前は、麦わらがまさに飲料用のストローとして使われていました。農家では夏になると麦わらをストローにして冷たいカルピスを飲んだり、渋谷の喫茶店でも麦のストローが出されていたようです。

 プラスチックストローは石油を加工してできますが、麦ストローは畑で勝手に育ちます。電気も燃料も必要ないし、CO2も出ません。ポイ捨てしても分解されて土に還ります。

檜原村は麦の村だった

 農地のほとんどが傾斜地で田んぼを作れなかった檜原村では、米に代わる主食として、麦類が古くから育てられていた歴史があります。いまはジャガイモが特産品になっていますが、昔は麦類が村で一番栽培されていた作物でした。

 流通網が整ってお米が安く手に入ったり、安い輸入モノの小麦が増えてうどんなどの麦製品が自分で栽培するよりも安く買えるようになって、麦を栽培する人がいなくなってしまいました。

 さらに、現在では村で農業をする人自体が減っており、遊休農地が問題になってきています。そこで僕たち(檜原村新農業組合)は遊休農地に麦を蒔いて、麦ストローを作ろうというプロジェクトを立ち上げ、昨年11月に遊休農地を開墾して小麦、大麦、ライ麦を蒔きました。そして、今回が初の収穫となります。

プラスチック海洋汚染問題

 いま世界的に脱プラスチックの運動が進んでいますが、みなさんご存知のとおり、私たちが使っているプラスチックの一部が海まで流れて海洋汚染を引き起こしています。このままだと2050年には、プラスチックゴミの重さが海に棲む魚の重さを超えてしまうという試算も出ています。そして、海でプラスチックは細かく分解されマイクロプラスチックになり、食物連鎖を通して人間の体内に入ってきます。

 既に東京湾の魚の中からもマイクロプラスチックが発見されていて、人間の排泄物の中からも発見されています。マイクロプラスチックに付着した有害物質が人体に蓄積する危険性も指摘されています。日本でもいままさに使い捨てのレジ袋や容器、プラスチックストローを削減する取り組みが始まっています。

 東京の小さな村で進めている麦ストローづくりは、世界規模の問題にも繋がっています。

麦ストローづくりで一石七鳥を狙う

①脱プラスチックの啓蒙
麦ストローは使い捨てることもできますが、丁寧に扱えば使い回しができます。簡単に始められる脱プラスチックのためのアクションです。 SDGs Goal 14(海の豊かさを守ろう)

②環境負荷ゼロ
麦の栽培は無農薬自然栽培で行っています。環境負荷は限りなくゼロに近いと思います。 SDGs Goal 12(つくる責任つかう責任)

③遊休農地活用
麦の栽培が遊休農地の活用につながります。 SDGs Goal 15(陸の豊かさも守ろう)

④農家の新たな収入源に
村で麦が栽培されなくなったのは、端的に言うと、儲からないからです。麦ストローを作って売ることで農家に新たな収入源を作ります。 SDGs Goal 8(働きがいも経済成長も)

⑤地産地消
麦ストローをわざわざ燃料を使って輸出したり遠くへ出荷するのは本末転倒な気がするので、地産地消を目指しています。 SDGs Goal 15(陸の豊かさも守ろう)

⑥麦作文化の継承
麦ストローをつくることで、村の麦作文化と麦がつくる美しい風景を継承します。 SDGs Goal 11(住み続けられるまちづくりを)

⑦学習機会の提供
麦ストローをつくる活動に都市の人々を巻き込むことで、学ぶ機会を提供します。 SDGs Goal 4(質の高い教育をみんなに)

わら一本の革命

 僕が尊敬している思想家、福岡正信さんは『わら一本の革命』という著書で「革命というものは、わら一本からも起こせる」と説き、「自然農」という概念を世界で初めて打ち立てました。彼の思想は海外で多くのフォロワーを生み出し、アフリカで荒地の再生に活用されたり、ニューヨークで「シードボム」の活動家が出てきたり、オーストラリアで「パーマカルチャー」が発明されたり、形を変えてまた日本に逆輸入されています。このストローづくりは文字通り「わら一本」の革命になるかもしれないと思っています。ぜひ多くの人に参加していただきたいです。

 別に世界からストローが無くなっても困らないかもしれませんが、どうせストローを使うなら、環境によいものを使いたいものです。

*写真協力:Takashige Daisuke


ガイド・講師

清田直博

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ツアー概要

ツアー名

麦の収穫体験と、土に還るストローづくり

日時

2019年6月1日(土) 10:30 - 15:00

参加費

5,000円

昼食代、ストロー代、保険代込み
(子供2,000円)

場所

下元郷地区

集合場所

カフェ御根家(鬼切バス停前)

檜原村下元郷44

アクセス

車でお越しの方へ
Google Mapで「檜原村 御根家」と入力ください。八王子ICから約40分、あきる野or日の出インターから約30分です。
 
電車・バスでお越しの方へ
立川駅or拝島駅よりJR五日市線に乗車、JR武蔵五日市駅で下車。
駅の改札(ひとつです)を出て1番バス乗り場、10:08発「藤倉行」に乗り、鬼切バス停(10:26着)下車、道路を挟んで正面の建物が「御根家」、運賃は420円です。

持ち物

・汚れてもよい服(長袖長ズボン)
・汚れてもよい靴
・軍手
・タオル
・飲み物
・ハサミ(ストローづくりで使います)

スケジュール

10:30 集合、畑へ移動
11:00 収穫スタート
12:00 麦干しスタート
13:00 移動〜昼食・ストローづくり
15:00 解散

定員

10名

雨天時

小雨の場合は決行、荒天の場合は中止(前日18時判断)


麦の収穫体験と、土に還るストローづくり

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実施者の指定した申込みページにリンクします。申し込み方法は実施者によって異なります。


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