東京の「村」檜原村（ひのはらむら）にある「NPO法人フジの森」主催のプログラムです。
今回は、檜原村本宿の「ふるさとの森」を起点として行います。

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有名な滝の近くにある、隠された渓流美を堪能！

　檜原村の東の玄関口、秋川が北秋川と南秋川に分かれるこの場所は、古くから交通・情報の要衝でした。あまり取り上げられることがありませんが、実は「戦国最後の合戦」が繰り広げられた檜原城。この城を取り巻く地形を良く見てみると、南北秋川の深い谷に囲まれた天然の要塞です。谷が深いため、現在走っている車道付近からは、谷底の渓流の姿を見られる場所は限られています。

　この付近には、日本の滝百選にも選ばれている「払沢の滝」をはじめ、北秋川側には「茅窪の滝」、南秋川には「吉祥寺の滝」といった滝が幾つも見られる場所です。これらはいずれも車道や遊歩道からのアクセスも良く、気軽に見に行ける滝として親しまれています。しかし、その滝の前後の渓流は、人が容易に立ち入ることを阻み、ここに奥深い渓流美が残されていることに気づく人は少ないのです。今回は、皆が見慣れている滝のすぐ近くにある渓流美を求めて、びしょ濡れ覚悟で川を堪能する企画です。

　人里に近いとはいえ、不整地を含む険しい場所を通りますので、今回も大人限定※の企画です。基本的には「沢歩き」程度のレベルに設定にしていますが、思わぬ深みに入ることもあり、全身びしょ濡れになることもあります。ですので、装備の防水及び、着替えの持参をお願いします。

　少しハードですが、歴史に思いを馳せながら、秘境の地を目指す体験がしたい方は是非ご参加ください。

不整地に入る準備は万端に！

　不整地に入ると云うことは、通常の山登りなどよりも、リスクの高い場所に分け入るということです。
特に今回は水量のある川を渡るなどという場面も想定されるため、「水流」に対する備えを万全にして行きたいと思います。参加者の皆様は、体力、経験など様々かと思いますが、出発前に心構えと最低限の知識を共有してから向かいたいと思います。まずは、不整地（バリエーションルート）に入る際のリスクや注意事項について、講義を行います。

　また、不整地で力を発揮する歩きかたのコツなどについても稽古や、誰かが「流された！」「溺れた！」という際の、基本的な救助についても知識共有しておきたいと思います。このように、事故や怪我を防ぐための事前レクチャーを行いますので、登山やアウトドアの経験が少なくても結構です。

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●出発前に腹ごしらえ！

出発前に、早めの昼食を摂ります。
フジの森の野趣あふれる昼食は、美味しいと評判なのですが、食べ過ぎて動けなくならないよう注意が必要です。何が出るかは、お楽しみ！

いざ！隠された渓流へ

今回の対象地は、水量が比較的多い場所であるため、実施日前の天候によっては、水流が強く危険な場所になってしまう可能性があります。そんなこともあって、今回は状況によってより安全な選択をするために複数のコースを用意しています。いわば、行き先が秘密のミステリーツアーのようですが、実施日前の天候状況を確認したうえで、事前に行き先は決定します。
※ただし、台風などによる大幅な増水で、いずれも危険と判断される場合は、当日の天候が良くても「短縮して実施」若しくは「中止」となることをご了承ください。

概ね片道1km圏内での行動ですので、移動距離はあまりありませんが、不整地を含む山道や渓流を進むため、3-4時間程度の行動時間ですが、同時間程度のトレッキングよりは体力を消耗します。
水に入ると、暫し暑さを忘れることが出来ます。ただし、水辺には危険がいっぱい！事前に学んだリスク管理を思い出して、慎重に行動しつつ、普段地上からは見ることが出来ない渓流美を堪能しましょう。