大人の本気忍者修行 木霊(こだま)とともに心身鍛錬移動稽古

戦国時代最後の合戦があったとされる檜原城の遺構を舞台に、リアルな忍者修行を行います。(※ご子息等と共にご参加希望の場合はその旨お声がけください)

このエコツアーは終了しました


日時

2021年4月29日(木) 10:00 - 15:00

参加費

5,000円

場所

本宿「ふるさとの森」


このツアーは終了しました

このツアーについて

東京の「村」檜原村(ひのはらむら)にある「ふるさとの森」。 村からこの森の管理を受託している「NPO法人フジの森」主催のプログラムです。

(数年来このふるさとの森の整備に関わってきた風魔一党指南役の甚川が案内人をつとめます)

●戦国の世で要衝であった檜原城で行う野外修行

「忍者」という言葉は、現代の世で造られた造語だと言われますが、現実世界にもそのような役割を担う者は存在しています。

中世に武蔵國と甲斐國の境の要衝であった檜原城の一角である地で、リアルな忍術修行を行います。
特に、今回は5月より始まるふるさとの森の堰堤工事前の最後の機会です。

この工事は人々の命を守るために必要なものなのですが、少なからず地形が改変され、樹木も伐採されます。

こうした山や樹木に対する感謝と「木霊やすかれ」の願いを込めて、暫し共に過ごさせて頂くこととします。

このように、自然との協調・共鳴を感じながら、心身のバランスを整え、鍛錬する姿勢が、忍びの哲学の根本にある「日本文化の神髄」に繋がります。

今回は、山に入り移動することについてのリスクについて学ぶと同時に、実際に山に入り移動法や武術の稽古、瞑想など心身の鍛練を行います。

●忍びの基本技術 山での移動術や装備等について座学&平地で学ぶ

最初は室内で、檜原城と風魔忍者の歴史や忍びの基本技術について学びます。

毎回参加している方には繰り返しになりますが、忍者というものについて、そして、檜原城の概要について学びます。

そして、山(特に不整地)を移動するリスクについても、今一度共に確認します。

このように、午前中は座学&平地で出来る稽古を行い、早めのお昼ご飯を頂きます。

●フィールドへ
昼食を採ったら、野外での行動です。

山など不整地の歩行に適した歩法を練習しながら山に入ります。

帯刀して歩くことで、より「和」の動きを身につけられることから、帯を締め、刀の代わりに棒を腰に差して歩きます(居合刀や木刀の方がよいという方は、それでも結構です。各々持参ください)。

冒頭に述べたとおり、5月からの工事で伐採・改変がなされる場所で、祓いと感謝を捧げる簡単な儀式も行います。

今回はあまり険しいルートは取りませんが、ふるさとの森の奥の方にある鉱山の跡地付近まで足を伸ばします。

この付近を中心に、武術や瞑想、隠遁術などの稽古を行います。

●終了・解散

15:00頃を目途に下山し、本プログラム自体は終了・解散予定です。

終了後は、近くにある名瀑「払沢の滝」を見に行く、名物の檜原とうふ「ちとせや」さんの卯の花ドーナツや豆乳を味わうなど、お楽しみスポットもあります。

主催:NPO法人フジの森
案内人(ガイド):甚川浩志(風魔一党指南役・野人流忍術主宰)

※戦国最後の合戦があった?檜原城!

檜原村役場の西側、秋川の流れが北と南に分かれたその間に位置する小高い山が檜原城です。

時は戦国、武蔵の國は小田原に本拠を置く戦国武将北条氏の傘下にありました。

西側にある甲斐の國には、ライバルの武田氏がおり、その国境を臨む最善線にあったのが檜原城です。

しかし、その武田氏が滅亡し戦国時代末期の混乱が激化する中、北条氏は天下統一を目前にした豊臣氏と対立することになってしまいます。

圧倒的な勢力が押し寄せ、北条第二の城であった「八王子城」が落城、本城の「小田原城」の他に最後まで持ちこたえたのが、今の埼玉県行田市にある「忍城」と「檜原城」でした。

最終的に「小田原城」と「忍城」は開城するのですが、その同時期に檜原城は攻められて落城したと云われます。

小田原北条氏が開城したことで、豊臣氏の天下統一が成り、これを以って「戦国時代の終わり」と云われることもあります。

檜原城がその時期に攻められて合戦をしたとすれば、それは戦国時代最後の合戦があった場所ということになります。

諸説あるなかで、私のような一介の忍者が断言することはできませんが、このような壮大な歴史に思いを馳せながら、檜原城をじっくりと見ることができればと思います。

≪ガイド紹介≫

風魔一党指南役 野人流忍術主宰 甚川浩志
檜原村の入口にある「檜原城」は、戦国時代には、隣国の武田領を臨む最前線の城でした。要衝に地にあった檜原は、双方の情報収集の要。当時は「忍者」という言葉はありませんが、風魔(北条方)や三つ者(武田方)と云われる「忍び」が暗躍した場所でもあったはずです。日本では「忍者」というと、子供向けのエンタテインメントのイメージになってしまいますが、日本文化の神髄は「武士道」の裏側にある「忍術」にあるということに気づいた世界の先進層が、日本に「忍術」を学びに来始めています。
本ツアーガイドの甚川は、そんな世界の先進層を対象に、ディープな修行体験を提供しています。また、北条の本城のある小田原から「風魔」のブランディングを仰せつかり、これまでのエンタテインメント路線とは異なる、「文化体験」や「教育プログラム」の開発を行っています。
檜原村「大人が本気で忍者修行」シリーズでは、一般的な「忍者」のイメージとは異なり、檜原村でリアルに行われた攻防の足跡を辿りつつ、普通のハイキングでは行けないバリエーションルートにも踏みこみ、武術体験も交えつつ、ディープな歴史と心身の修行の極意に迫ります。
著書:「職業は忍者 激動の現代を生き抜く術、日本にあり!」(新評論)


ガイド・講師

甚川浩志

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ツアー概要

ツアー名

大人の本気忍者修行 木霊(こだま)とともに心身鍛錬移動稽古

日時

2021年4月29日(木) 10:00 - 15:00

参加費

5,000円

保険代込み・昼食付

場所

本宿「ふるさとの森」

集合場所:東京都檜原村本宿 レストラン「四季の里」
10:00に直接お越し下さい。

電車でお越しの方は
・JR武蔵五日市駅からバスで「本宿役場前」で下車していらしてください。徒歩5~10分。

(ご不明な点があればNPO法人フジの森:042-598-6928まで)

タイムスケジュール

10:00 四季の里 集合・受付
10:00〜四季の里で座学から始めます
11:30~ 昼食
12:30~山で野外修行
14:40〜下山開始
15:10 まとめ、アンケート記入
15:20頃 解散
(※あいだの時間は目安です)

必要な装備

・稽古着(肌を極力露出せず、丈夫な素材で、汚れてもよい服装)
・雨具(防寒を兼ねて)
・腰紐や帯(剣の代わりに棒を腰に差して移動します 種類は特に指定ありません)
・手袋
・山を歩くことができる履物
・リュックやショルダーバックなど両手がフリーになる入れ物
・水筒(1ℓ程度)
・虫よけや常備薬など
・ヘルメット(無ければ貸出もあります)
などをお持ちください。

雨天の場合

前日18時の時点で当日の現地天気予報の降水確率が40%以上の場合や、ガイドの判断で現地の状況や天候が不適と判断した場合は中止となります。


大人の本気忍者修行 木霊(こだま)とともに心身鍛錬移動稽古

このツアーは終了しました


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